カテゴリー別アーカイブ: Lyric

[歌詞]魔女(仮)-yorlga

雨に沈んだ石の畳の 鈍の路地を霧は這い往く
街を見下ろす時計の塔に 十と七つの鐘が響けば

眠りの底で 軋みだす歯車の音

夢深く潜む 扉を黒い指先が叩く
目に視えぬ文字で 綴[しる]された

緋色の文字 魔女の刻印[しるし]
さあ宴が始まる

窓辺に凝る残穢のあわい 睡むように死は忍び寄る
闇に漂う幽[かくり]の息吹 死神の手がユメを刈り奪る

眠りの外へ 滲み出す呪詛[のろい]の棘

胸深く潜む 疑怨を黒い指先が写す
拭えない罪を 刻まれた

曇天[そら]を埋める黒い羽音
長い夜が始まる

夢深く響く 呪文を繊い歌声がなぞる
誰知らぬ音色で 紡がれた

街を覆う黒衣の裾
緋色の文字 魔女の刻印[しるし]
今世界を覆い永久に明けぬ夜が始まる

[歌詞] In taberna quando sumus(酒場にいるとき)

訳詞:みとせのりこ

杯を上げろ 酒を飲み干せよ
酒場にいるときゃ 全て忘れろ
明日のことなど 月に投げ捨てろ
杯を空けろ 全て飲み干せ

杯重ねろ 星の数よりも
酒場にいるときゃ 全て幻
浮世のことなど 樽に沈めろ
杯掲げろ 全て飲み干せ

杯を鳴らせ 声上げて歌え
足を踏み鳴らせ 今宵は宴

杯をあげろ!
酒を飲み干せよ!

明日のことなど
月に投げ捨てろ!

杯をあげろ!
酒を飲み干せよ

浮世のことなど
樽に沈めろ!

杯をあげろ!
酒を飲み干せよ!

杯をあげろ!
酒を飲み干せよ!

杯を上げろ 酒を飲み干せよ
酒場にいるときゃ 全て忘れろ
明日のことなど
月に投げ捨てろ
杯を空けろ 全て飲み干せ
杯を空けろ 全て飲み干せ

◇[詞]マルドロールの兎

マルドロールの兎 作編曲:Dani 作詞:みとせのりこ

わたしは今も禁猟区で震える
マルドロールの兎
狼の群れに自らを投げ入れて
紅い靴でひとり踊る

血まみれの足跡が咲く 真冬の森の中で
視えない月の下 極夜の宴は続く

闇を超えてわたしの夢に
夜が訪れる 今
罪は深く睛を閉ざし
総てを覆い隠す

魂<こころ>はまるで黒い闇の表面<おもて>に
刺し止められた蝶の翅

真っ白な葩がただ 重なり積もるだけの
死んだ記憶の上 傷痕だけが消えない

塗り潰された月 涯てのない静寂<しじま>に
眠りの淵を彷徨い啼く 小夜啼鳥<とり>たちの聲が

闇を超えて終わらぬ悪夢<ゆめ>に
今日もまた響く 嗚呼
紅い花で埋め尽くされた
森に火を放て さあ
夜は深く世界を鎖し
総てを覆い隠す

◇[詞]金色の庭で

金色の庭で
作詞:みとせのりこ 作編曲:太田光宏

傾く陽が花たちと あなたを縁取る
鎖ざされて守られたこの庭が好きだった

さら流る髪の淡くたなびいて
陽に透ける指の細い儚さ
横を向く頤[おとがい]の間[はざま] 一瞬[ひととき]の画[え]と
閉じた本の中に 消えた言の葉

僕たちはきっと 二度と届かない何処かへ
離れてもずっと わかりあえるから
僕たちは 離れてもいいんだ
祝福に満ちたこの庭の先へ 隔てられたとしても

終わりかけた季節が 僕らを彩る
蝋梅の残り香と まだ遠い夢見草

ゆら響く遠い賛美歌[うた]の清[さや]けさと
冷え切った指に触れた指先
神様の掌[て]を零れ注ぐ雫ひとひら
振り向くあなたの目に 映る金色

僕たちはきっと 一緒にはいられないから
ひとりでもずっと 淋しくないように
僕たちは 思い出をつくろう
それを繰り返し繰り返すだけで 生きていけるような

僕たちはきっと 二度と届かない何処かへ
離れてもずっと わかりあえるから
僕たちは 離れても いいんだ
この先も ずっと死ぬまで 生きていける、だから

僕たちは 離れても いいんだね
僕たちは 離れても いいんだね