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08.「オフィーリアの花かご2」

WW96冬 菫コサージュベルト

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勿忘草と菫は、オフィーリアの花籠からこぼれおちる花。聖マリア節の花も菫。モチーフとしては薔薇や勿忘草と並んで好きな花です。実はわたしの持ってる小さいアコーディオンが白くて、これに菫の花でもトールペイントしようと思って『マリアちゃん』て名前つけたんですけど(阿部のヴィクトリアちゃんに倣って…)、結局できすにいます(苦笑)。

菫は本物の菫同様に、コサージュも青系菫とパープル系菫に分けることができますが、わたしの手元には青系の地色のものはありません。たぶん、青は勿忘草を山のように持っているからでしょうね(笑)。パープルが地色で青がすこし注し色になっているものが多いです。このコサージュベルトは意外に長いので、ウエストに巻くよりむしろ斜めがけにして使うことが多いのですが、パープル系の花なのに、緑のモワレのグログランリボンの色が強くて単色のパープルには意外と合わない;という困った一品。数少ないハッカ系と白を組み合わせて使うようにしています。

本物の花でいうと、菫は所謂ニオイスミレだけでなく、三色菫、パンジーも好きです。これもわたしの好みで言うと紫~青の単色の花を無造作にまとめるのが好きなんですけど、金子氏は茶や黒に近い色のものもお好きなようで、KANEKO ISAOでは三色菫の型の菫コサージュは茶系のヴァリエーションのみで出していました。ちなみにわたしはこのときのコサージュは、メンズのブートニアの、まるで菫石(アイオライト)のような色の、青への濃淡が美しいものを持っています。

パープル~青にこだわるのは、たぶんわたしにとっては菫という花が、聖母マリアやオフィーリアの涙の象徴だからなのでしょう。

パープル~水灰色の花のグラデーションが美しい菫のコサージュベルト。単色染めの花を3色混ぜて組んであります。水色系のも出ていて、そちらはもっとコントラストが強かったです。
実はこの緑のリボンはわたしのワードローブとはイマイチの相性なので、リボンだけ取り替えてしまおう!と、お得意の破壊工作野望を抱いているのですが、いい色のリボンが見つかりません…。

07.「花房の優美」

KI 01春 藤コサージュ

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01年の春でいちばん気に入って楽しみにしていた藤のコサージュ。藤の花房の長くそよぐラインも色も、やわらかくてたまらなく優美。こんな風情の女性になれたらと憧れる。

実物を見てもとても出来がよくて、大満足で購入。
購入当時はまだ和調もそんなに出てなくて合わせるものに困ったりもしましたが、その後手持ちのアイテムと無理矢理(笑)合わせてみたり、和調を追加で買ったりしたおかげで、今はパープルの綿ローンやキナリのニット系、和調の縮緬、着物など、いろんなものに活用できてます。

こういうコサージュは、カネコ系だったらしんなりしたポリエステルやニットものといちばん相性がいいです。でなかったら、綿ローンのAライン。つまり、着物っぽい縦線とSラインのある服がいいんです。(或いは、別物になりますけどシノワ。)

しかしこのコサージュ、いつものカネコパープルと違って色が渋いため、パープル系コサに定番の黒服につけると沈みます。白だと寒いし。できれば淡色のやわらかくて渋めの、友禅みたいな色の服、カネコだと渋ピンクなどが好相性のようです。
これを買うまでは、ポリは手入れがたいへんだし、ストレートな服は貧弱なのが目立つからと思ってついつい避けて通っていましたが、おまけに白黒寒色はたくさん持ってても中間色はほとんど持っていませんでしたが、このコサージュを使いたいために避けて通っていた分野に足を踏み入れることが出来ました。主客(服と小物)逆転着道楽のケモノミチ。

優美で美しい女性にはまだまだ程遠いですが、始めの一歩が何より大事。…そう、まずはかたちから(笑)。
葉っぱのかたちもよくできていて、配色も微妙ですご~くお気に入りの一品です。茎を巻いた布の色がなんとも風情のある色。絵型解禁の時点から既に2個予約してました(笑)。胸に飾るなら重ねてつけると可愛いと思ったので。ひとつだけをかんざしのように髪に留めても美しいです。

季節限定コサージュのくせにけっこうよく使っているため、しかも複数あるのに重ね付けデフォルトで使用しているため、どの子も既に若干やれてきております(涙)。新品のように美しい画像ではないですが、ご容赦くださいまし。

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裏から見たところです。実は裏から見ても花の面がよく見えて美人さん。しかしひとつ難を言うなら、コサージュピンの向きが、枝垂れる花房の方向(つまりつける方向)とクロスしちゃってること; 型の都合上仕方ないんですけど、つけるとき手の方向に困ります(笑)。

06.「雨にうつむく花翳の色」

WW98夏 菫コサージュベルト

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5月は晴れやかで気持ち良いけど、わたしは6月の雨が好き。雨の季節には紫陽花が咲く。一雨ごとに移ろいゆく紫陽花の花色ですが、わたしははうすみどりから青にかけての色が美しいと思います。近くの公園に山ほど紫陽花が咲くので、日々色づくのを眺めては、程よいところで花泥棒!…という極悪な行動に出たりも…もごもご。
が、生花と花飾りはやっぱり違うもの。

誰に見せてもまず最初に菫だと思われる(笑)この紫陽花コサージュ、確かに見た目が菫に近いせいか、わたしもこのパープルと白がお気に入りです。一目惚れしてとびついて買ったこのコサージュ、それだけあって、みとせのりこのよく使うコサージュランキング10指に入ってます。ポイントは、軽くて華奢で影が薄い(笑)ところ。それにこういう儚いコサージュは、無地ものと相性がいいんです(プリントものにつけるとプリントに負けちゃうだけだなんてことは言っちゃダメよ・笑)。軽いから極薄手のローンにつけても下がりにくいし、布も傷つきにくい。綿ローンとフランスレースの服に雰囲気もよく合って、まるでわたしのためにつくられたコサージュのようです(笑)。ぱっと見はアンティーク風ですが、実物はポプリンという素材のため光沢感があって、アンティークなマット感は全然ないです。アンティーク風の仕上げはむしろアトリエ染花さんのコサージュのほうのフィールド。実はカネコ系には思い切りアンティーク調のものってまずないのです。

花そのものの見た目は紫陽花らしくはないけれど、細い雨にほの隠れうつむく花のように、繊細で儚い装いを色彩づけるこの花飾りは、服までのトータルコーディネイトを紫陽花にしてしまう、ある意味で真に紫陽花らしい紫陽花と言えるでしょう。

小花で斜茎で軽くて華奢、というみとせ的ツボにストライクだった久々のコサージュ。当然ながら多色買いしました。実は白いのはベージュオレンジのリボンがついていたのを、白に取り替えたものです。真っ白いリボンのも出てたんですけど、花の染め方がオレンジのほうが凝ってたので、オレンジを買ってリボンだけ付け替えました。理想的なコサージュになって満足v…もういっこずつ欲しいな~…<バカすぎ;;

タフタリボンとくしゃっとした花弁が一見ヴィクトリア風にも見えるコサージュ。実際はそんなにアンティーク風ではありません。花はポプリンという薄手素材の一枚仕立てで、茎も花とくっついてる根本部分からすべて斜茎なので、ほんとに軽くてしなしなです。紫陽花のくせにどのコサより湿気に弱そう(笑)。

05.「オフィーリアの花かご」

WW 97秋 勿忘草コサージュ

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シングルブーケ系(花が1種類でブーケにまとまっているものをこう呼びます。花がいろいろ混ざってるのは、ミックスブーケ)で一番使いやすいのは、白つめくさか薔薇だと思うんですけど、それははじめのチビコサで出てきたので、ここは単品ブーケの中でも使いやすいランキングが白つめに続くくらい高く、わたしのコサの中で強力な比率を占める(笑)勿忘草のコサージュを紹介します。勿忘草は同色系グラデーションの小花なので、派手にならずにまとまってるからつけやすいんですよね。

勿忘草は、青系の服は勿論、白、黒、茶系、ハッカとけっこう幅広い活用範囲を持ちます。おとなしい印象のコーディ向きではありますが、デニムとも相性が良くて、カジュアルにもラブリーにもこなせる便利品です。
わたしはチビコサはGジャンなんかに合わせてカジュアルな中にちょっと可愛さや可憐さをプラス、普通のコサージュは青系のワンピースや白いブラウスに合わせてまとまりよく、コサージュベルトはフルコーディネイトのときにこれでもか!(笑)という感じでつけています。

ちなみにこのコサージュは、キルシェの”Wanderlust Tour”大阪公演で着ていた青い勿忘草のワンピースと水色のエプロンスカートのコーディネイト商品として出たものでした。(何故ライヴでコサつけてないかといえば、ライヴのときは楽器の都合でコサを潰す可能性があるから(苦笑)。胸にはつけられないので、髪にはよくつけてます。)このときの勿忘草のシリーズはいまもお気に入りで、全てが宝物です。

とにかく好きで好きで買いあさった(笑)勿忘草。普通のブーケと、チビコサージュ、コサージュベルトはみづらいんですけど、S字に敷いてるのがそうです。コサージュの友には、チビコサージュが使いやすいということで、絶大な人気を誇っています。使い勝手はおいといて、個人的なツボは、花の型、かぶりが深くて丸いフォルムになってるところ。いくつあってもまだ欲しいと思ってしまう、病のようなシロモノです。この型の勿忘草は一時期からぱったり作られなくなりました。