07.「花房の優美」

KI 01春 藤コサージュ

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01年の春でいちばん気に入って楽しみにしていた藤のコサージュ。藤の花房の長くそよぐラインも色も、やわらかくてたまらなく優美。こんな風情の女性になれたらと憧れる。

実物を見てもとても出来がよくて、大満足で購入。
購入当時はまだ和調もそんなに出てなくて合わせるものに困ったりもしましたが、その後手持ちのアイテムと無理矢理(笑)合わせてみたり、和調を追加で買ったりしたおかげで、今はパープルの綿ローンやキナリのニット系、和調の縮緬、着物など、いろんなものに活用できてます。

こういうコサージュは、カネコ系だったらしんなりしたポリエステルやニットものといちばん相性がいいです。でなかったら、綿ローンのAライン。つまり、着物っぽい縦線とSラインのある服がいいんです。(或いは、別物になりますけどシノワ。)

しかしこのコサージュ、いつものカネコパープルと違って色が渋いため、パープル系コサに定番の黒服につけると沈みます。白だと寒いし。できれば淡色のやわらかくて渋めの、友禅みたいな色の服、カネコだと渋ピンクなどが好相性のようです。
これを買うまでは、ポリは手入れがたいへんだし、ストレートな服は貧弱なのが目立つからと思ってついつい避けて通っていましたが、おまけに白黒寒色はたくさん持ってても中間色はほとんど持っていませんでしたが、このコサージュを使いたいために避けて通っていた分野に足を踏み入れることが出来ました。主客(服と小物)逆転着道楽のケモノミチ。

優美で美しい女性にはまだまだ程遠いですが、始めの一歩が何より大事。…そう、まずはかたちから(笑)。
葉っぱのかたちもよくできていて、配色も微妙ですご~くお気に入りの一品です。茎を巻いた布の色がなんとも風情のある色。絵型解禁の時点から既に2個予約してました(笑)。胸に飾るなら重ねてつけると可愛いと思ったので。ひとつだけをかんざしのように髪に留めても美しいです。

季節限定コサージュのくせにけっこうよく使っているため、しかも複数あるのに重ね付けデフォルトで使用しているため、どの子も既に若干やれてきております(涙)。新品のように美しい画像ではないですが、ご容赦くださいまし。

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裏から見たところです。実は裏から見ても花の面がよく見えて美人さん。しかしひとつ難を言うなら、コサージュピンの向きが、枝垂れる花房の方向(つまりつける方向)とクロスしちゃってること; 型の都合上仕方ないんですけど、つけるとき手の方向に困ります(笑)。