15.「白皙の薔薇」

KI00冬 薔薇リースコサージュ

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わたしのリースコサージュばかぶりは既に名高く、これが出ると決まったとき、友人達はこぞって「何個買うの?」とききました(爆)。
ところがこれは1個しか買っていません。これ、大きいリースと小さいリースが二重になってついてひとつのコサージュなんですね。だから、重ね付けするスキマがないんです。それに造りがカチっとしてる分だけやっぱり重め。これはジャケットとか、少し堅めのスタイルに似合うタイプのコサージュだと思うので、重ねてぼかしてしまうより、ひとつをキリっとつけたいなと。

これは色名は「キナリ」なんですが、この他のお色もみんな繊細で渋いやわらかさがあって素敵でした。特に「ダークピンク」は淡いピンクとサーモンピンクの二色遣いで、思わず「こっちもください」と口から出かかる(笑)美しさでした。

これに限らないんですけど、やっぱりKANEKO ISAOのコサージュはWONDERFUL WORLDのに較べるとノーブルっていうか、端正な感じにできていると思います。前にあげたPHの蔓小薔薇リースが『可愛い子』なら、このKIの薔薇リースは『美しい女性』という感じ。
INGEBORGのコサージュも繊細だけど端正で、上品なスーツやワンピース向けだし。たかがコサですが、よ~~く見るとブランド毎の特徴ってはっきりありますよね。

PHの蔓小薔薇よりクラシカルでフォーマルっぽいイメージにできてます。薔薇も花縁はオールドの雰囲気ありますが、高芯咲きなところは現代の趣に近づけてあって、なかなか微妙。葉はシールといってベルベットみたいな毛足のある素材です。全体もカチっと硬めにできてて、花とか全体の色合いとか、とても端正です。