27.「ときには清楚な乙女のように」

WW02春 鈴蘭ハートリースコサージュ

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カタログで、すご~く小さな写真の胸にちいさ~くちみっとついてた鈴蘭ハートリースのコサージュ。誰も見つけられないよ、ってくらい小さくしか載ってなかったんですが、コサバカ仲間はみんなちゃんと事前からチェックしてたというから笑えてしまいます。さすが業深い(笑)。
すずらんもこれで3種類目になりますが、これはかなりの変わりダネです。絵型で見たときに、葉っぱがなかったので「え~~?;;」って思ったんです(今まで気づかなかったんですが、どうやらなにやら葉っぱにこだわりがあるらしいですね、わたし)。葉っぱがなかったら、ただ白いだけのものになっちゃうんじゃないかと思って。

でも実物を見たら蔓をうまく使ってあって、意外にきれいにまとまっている。さすがプロの仕事だなあと。…まあ、蔓性でもないすずらんにくるくるの蔓っていうのもなんかなあといえばそうなのですが(笑)。上にもかきましたが、とても小さくて、花粒は丸くて細かくて、たまにすずらんてキナリっぽい感じのもあるんですが、これはお色も真っ白。雪の結晶のような感じです。

小さくてカチっとまとまってて遊びがないのでわたしにはかなり物足りないコサージュなのですが、たまにはこんな清楚でストイックなものを黒のワンピースで控えめにまとめるのもいい。黒一色のセーラー襟の、裾があんまり広がらないような抑えめなワンピースに、徽章のように小さくこのコサージュを飾る。旧い時代の乙女、女学生のように、寡黙に清楚に装ってみる。敢えて他の装飾を殺ぎ落とし、十字架のネックレスだけをひっそりと。

アヴェ・マリアなど口ずさみながら、空の青さを嘆いてみるのも一興

これ、たぶん実物と同じくらいの大きさです。小さくて繊細。鈴蘭も真っ白で花粒がたくさんついているので、雪の花や樹氷のようです。小さいしカチっとしてるので、コサージュというよりブローチといった趣。