KI 00春 一輪薔薇コサージュ
血と幻想の魔物、永遠の夜と永遠の罪を生きるもの。蒼い薔薇と十字に集いし血族。
…なあんつって(笑)、以前「シャアベット・ローズ」の章で言ってた「見るからに高貴でコールドな蒼薔薇」というのがこれです。実物はもっと透け感のある素材で美しいんですけど、うまく写真に撮れなくて残念。最初に見たとき、何故かカネコにしては珍しい感じのコサージュだな~と思いました。何が珍しいのかと考えてみたら、多分いつになく人工的な印象の花だったからなんじゃないかと。
そのせいか、このコサージュはカネコ系よりゴシック風のドレスに合わせて使うことが多いです(とはいってもゴシック風のドレスなんてあんまり持ってないし、めったに着ないんですけど)。或いはカネコの白黒を組み合わせてゴシック風に装うときによく活躍します。
ロリータ系の服はわたしは服を見てるのは好きだけど着てるのはあんまり得意じゃなくて、どーも落ち着きません(笑)。人工的かつ現代にはマッチしないデザインだというのが否めないこともあるけど(そういうコンセプトの服なのだからそれで正しいのですが、要は着る側のわたしの精神がロリータの精神にマッチしてないってことなんですね)、ミニやひざ下までのパニエの入った着方って、昔やってたバレエのチュチュを思い出しちゃってなんかトゥが落ち着かない怪しい人になっている気が(笑)。
蒼の色味がわたしの顔色と相性がよくなくて、好きな割にはあんまりつけられないのが悲しいのですが、持っててたまに引っ張り出して眺めるだけでもしあわせなのでOKです(笑)。つけるときは顔から少し離して肩よせぎみに、かつベースとなる服は顔映りのよいものを。襟がはっきりしたもののほうがコサの暗さを消してくれるようです。或いはぐっと襟ぐりの広いシンプル襟なしか。
ロリータにも甘ロリとかいろいろ種類があるみたいですが、自分が自分のために買うのはゴシックのみ。しかもゴスロリの中でも「それロリータやないやん!」っていう大人っぽくてロングで、「どこがゴシックやねん!」っていう飾りの少ないものばっかりです。ロングのストレートなワンピースとか、十字架や天使のプリントのTシャツとか。あと、意外と思われるかもしれませんが、わたしロリータパンクはけっこう好きなんです。ロリータの中でも抑えがきいててちょっとロンドンファッションのセンスがあって、わたし的には最もスタイリッシュな印象があります。ただ貧弱なワタクシ、ビスチェもスカートも各社の標準サイズから10センチ以上詰めていただかないと着られないのです。
そういえば以前某店で、編み上げのビスチェと変わりプリーツのスカートを幅詰めしてくれって頼んだら、「そこまで詰めるとデザイン変更になるのでお受けできません」と断られました。くすん。隣で別の販売員さんがけっこうな身幅だしを受けてたので、「じゃあ訊くけど身幅出しは変更じゃないって言うの~~!?」と思わず逆切れしそうに(笑)。大人気ないぞ、みとせ(笑)。縁がないものと諦め、それ以来お直しの必要そうなものには手を出しません。
…なんかこの章カネコじゃなくてロリータについて語ってますね;スミマセン;;
大きなオールドタイプで透けるような花弁の薔薇。花弁も薄手でリボンもオーガンジーと、フォーマルな印象の強い薔薇なので、どうしても活躍の場が限られてしまいますが美しい薔薇です。実はこのコンテンツのTOPにあるピンクの薔薇の色違いです。春に出たものは葉や花弁などもやはり春の色なのですが、これはずいぶん寒そうでした(笑)。