◆12/15 みとせのりこ~唱歌と冬の音~ 御礼とセットリストなど

今日はクリスマスイヴですね。
ここ何日かは冬コミ関連のご案内を更新して参りましたが、今日は先日15日にありましたみとせのりこの唱歌ライヴ~唱歌と冬の音~、遅ればせながらその御礼と、曲順などを。(とっても長いです、すみません…)

本当はライヴ後すぐにも御礼をと思っていたのですが、15日のライヴを挟んで追加公演のチケットのお申込受付とその返信、そしてその直後にさらにちょっとハードな唄の収録などがあり、ライヴ直後に御礼のご報告ができずにすみませんでした。

まずは何より、12月のお忙しい中、寒い中、平日の夜も少し遅めの開始のライヴに脚を運んで頂いて本当に有難うございました。お申込の時点でも既に満員御礼どころか抽選となってしまい、おいでいただけなかった方が出てしまったことを心からお詫びいたします。
頂戴した差し入れも、賞味期限の短いものは美味しいうちに頂いてしまいましたが、まだ楽しめるものは大事に飾って食べて撫でて(え?)愛でて楽しませて頂い
ております。お花にお菓子にお茶に入浴剤、疲れを癒してくれるものばかりで、本当に、来て頂けるだけでも幸せなのに、お心遣いありがとうございます。幸せで
す~~~~!!

ふとワンマンでの唱歌ライヴ、最後にやったのはいつだろう、と思いましたら、イベント的なものは「カタン」第一集発売直後のサンシャインでの七夕ライヴでしたが、その前はカタン発売よりさらに前の2005年10月の中目黒「らくや」でした。そこから数えたら実に6年ぶりだったんですね…。まだまだ先人に対しておこがましい、と思っていましたが、そろそろみとせも「唱歌(の変態アレンジ)はライフワークです!」とキリっとしながら言ってもいい気がしてきました。

今回の会場渋谷公園通りクラシックスは、グランドピアノもあって、アコースティックなライヴには音のよさに定評があり、また、お席の配し方もゆったりしているので、唱歌を聴いて頂くにはよい環境だと思います。教会のある建物の地下というのも、クリスマス的ととるか、カタコンベ(地下霊廟)的ととるか(笑)でいろいろ変わってきそうですが、わたしは教会には馴染みがあるのでいずれにしてもなんとなく親しみがありました。
(しかし最初はほんとにあんな半地下の駐車場の奥に入り口があるとは思わないので、駐車場をどん詰まりまで進んでから振り返ってあの赤い扉を見つけるとちょっとシュールな気分になりますよね…わたしは谷山浩子さんの「ドッペル玄関」を思わず口ずさんでしまいました。)

今回はご来場者の皆様全てに手が届くくらいのホールでしたし、自分でできるところは自分でやりたかったので、スタッフも極力入れず、入場前の列整理からみとせ本人がやってました。みなさん「ええええ!?」って思われたかもしれません、すみません。(それにしても皆さんの整列というか自主的列整理能力の高さにみとせ吃驚。何故うちのお客様は皆さんこんなに頭がよくてしっかりしていて礼儀正しいのでしょうか…有難すぎて涙が出ます。)

今回はギター、ケルティックハープ、ピアノと全て「減衰音」(ポーンと音を出したら後は残響のみになってしまう音)
の演奏の中に、唯一の持続音である声がのるという形で、みとせとしては実は初めての試みだったりしましたが、持続音が他にない分声がよく聴こえるので声の責任がすごく大きくて、ココロヒソカに緊張しておりました。…
と言っても唄い始めたら楽しくて緊張ってなにー?みたいな感じになってしまいましたが(笑)。
前半はそれぞれの奏者さんとふたりきり、楽器ひとつと唄一本で。ハープの儚くも憂いある音色に木村くんの風のような美声を絡めたケルティックハープコーナーは冬の曲を中心に、哀愁溢れる雄弁な太田さんのギターとのコーナーは太田さんのギターに身を任せ物語のような揺らぎを大切に、ピアノの鶴田さんとのコーナーではクラシカルに賛美歌を織り交ぜ…と言いつつ、鶴田さん渾身の「黒猫のタンゴ吉野裕司アレンジの弦四をひとりでピアノで全部弾く」(!)などというアクロバチックな手技も飛び出しました。
第二部は全員でのアンサンブルでしたが、混ざり合う音の中にもそれぞれの楽器のキャラクターの違いを存分に楽しんでいただ
けたことと思います。

ご来場の皆様には当日のパンフに挟みこめるよう、パンフと同サイズのプログラム(演奏曲リスト)を終演後にお渡ししたのですが、それにはアンコールは書いていなかったので、下記のセットリストにはアンコールを書き足してみました。
友達の家に来たーくらいの感じで気楽に聴いて、寛いで、笑いたくなったら笑い、眠くなったら寝ていただければと思っていたのですが、曲目が弔いすぎで皆さん笑う隙もなかったかもしれません…眠ったら死ぬ!とか思われてたかも(笑)。

ちなみに当日のパンフ、MCで言い忘れてしまいましたが、中面のみとせのサインは1枚ずつ全て直筆です。開演が遅かったので終演後もあまり時間が取れなさそうだったので、せめて何かと思って全部手書きにしました。当日のプレゼント、鳩山さんによる「カタン<第二集>」のジャケットから、時計草のエンブレム
を小さなカンバッヂにしたものと共に、記念になってくれていたら嬉しいです。

追加公演も一部の曲を入れ替えて(クリスマスソングはもうできないし・笑)お届けしたいと思いますので、どうぞまたおいでになる方は楽しみにいらして下さい。
ご来場有難うございました。みとせも、奏者のみんなも本当に楽しいいい一夜を過ごさせて頂きました。心から御礼申し上げます。

*
2011.12.15.
みとせのりこ~唱歌と冬の音~
渋谷公園通りクラシックス

◆第一部

1.小さい秋みつけた
2.Winter,fire and snow
3.Walking in the air
4.サンメリーダの子守唄
5.銀色の道
6.朧月夜
7.珠ノ舟
8.三日月の舟
9.宵待ち草
10.アヴェ・マリア
11.黒猫のタンゴ
12.Centifolia

◆第二部

1.月の沙漠
2.モルダウ
3.雪のおどり
4.とおりゃんせ
5.トロイカ
6.メリーさんの羊  
  ~アルプス一万尺
7.冬の柩

◆御礼の曲
En.1.きよしこの夜~ジングルベル
En.2.夢路より