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◆10/31みとせのりこPOPワークスベスト「Mille-feuille」発売

10月31日、みとせの通算4枚目のベストアルバム「Mille-feuille ~Noriko Mitose Pop Works Best~」がティームエンタテインメントより発売になります。
「Mille-feuille」は「ミルフィーユ」と読みます。お菓子の名前の方が有名なのでものすごくスウィート(笑)なものを想像されるかもしれませんが、意味は「千の葉」で、今回のアルバムタイトルとしては後者の意味の方に重点を置いています。

そしてこれがジャケット。

昨年11月にみとせの3枚目のベスト「Centifolia~Noriko Mitose Art Works
Best~」が発売になったのを憶えていて下さる方はおいででしょうか。「Centifolia」が「百の花弁」の薔薇、「Mille-feuille」
は「千の葉」、この「Mille-feuille」はその姉妹盤のような位置づけです。(なので、ジャケットも撮影は「Centifolia」と同じく人形作家のDollhouse Noahさんです。)

「Centifolia」は「アートワークスベス
ト」、全体的にプログレだったり暗黒だったりとエッジで尖った感じの曲を集めたアルバムでしたが、「Mille-feuille」は「ポップワークスベス
ト」と題し、オリジナルのみとせよりややポップで明るめ(当社比)なものを取り入れたアルバムになっています。とはいえみとせの「ポップ」ですから、究極
的には「口ずさみやすい」曲という意味が中心になります。
聴いたら何故か耳に残って思わず口ずさんでしまう、そんなフレーズが満載の曲を、ポップで可愛い曲からダークでアグレッシブな曲までずらりと集めてみました。
…もしかしたら書き下ろしの1曲がいちばんポップじゃないのかも(笑)。

収録曲はティームエンタテインメントのサイトにて公開中。ポップワークスと侮るなかれ、所詮はみとせのアルバム、けっこう意外なあの名曲もこの名曲も入ります、ふふふふふ。

アマゾンにてご予約受付中です。
Mille-feuille紹介ページ

「vierge automatiqeu~擬似少女楽園廃墟Ⅱ~」もあわせて宜しくお願い致します。

◆みとせのりこアートワークスベスト「Centifolia」全曲試聴開始

昨日はとらのあなさんの特典についておしらせがメインでしたが、今日はちゃんと試聴開始のご案内をさせて頂きます。

みとせのりこアートワークススベスト「Centifolia」、TEAMさんのサイトで昨日より全曲一気に試聴が公開されました。(↓をクリックして下さい、TEAMさんのサイトに飛びます。)

アートワークスと銘打っただけあって異様に濃ゆい曲ばかり14曲、かきおろしの「Centifolia」も含めて少しずつですが聴いて頂けますので、是非試聴してやって下さいませ。

そして実は収録曲の中に、今回の収録にあたってマイナーチェンジされた曲があります。
今回このアルバムに収録させて頂けるようお願いしましたら、作曲家の方から「じゃあ一部生楽器への差し替えと、ミックスをしなおしてもいいですか?」というお話を頂きまして、みとせとしては大歓迎、嬉しいばかりのお話でしたので諸手を上げてお願いしました。
しかも1曲じゃないのです。
みとせが唄った曲を作曲家の方もさらによくしたいと思って下るくらい愛して下さっているんだと判って本当に有難いやら勿体無いやら。そんな楽曲がまたさらにベストアルバムとなって皆様の手元に届いて、皆様がさらにその曲を愛して下さったら、みとせとしてはもっと嬉しいのであります。

そんなふうになるよう願いを込めつつ、敢えて今はどの曲がマイナーチェンジしたかは言わないでおきます(笑)。試聴でも判る人には判るレベルの曲もあったりしますが、アルバムを聴いてのお楽しみということで!
発売日は11月30日です。

◆みとせのりこアートワークスベスト「Centifolia」とらのあな購入特典のおしらせ

11月30日の発売日まであと2週間足らずと迫って参りましたみとせのりこアートワークスベスト「Centifolia」、とらのあなさんに購入特典の「ミニサインデータ色紙」というのを提供させて頂いております。
直筆ではなく印刷モノとのことでしたので、直筆でないサインをサインだけもらってもいまひとつ嬉しさが足りないでは…と思い、勝手に拡大解釈して、昔取った杵柄でおえかき+ひとことにさせて頂きました。
とらのあなさんのサイトにサンプル画像も載っておりますので、よろしければご覧下さい。

・とらのあな「Centifolia」通販ページ

数量限定だそうなので、もしご興味あればおはやめに是非。
通販でも店頭販売でも用意して頂いた枚数がなくなるまではつけて頂けるそうです。

ペンは入れずに鉛筆で仕上げました。アナログ感(むしろアナクロ感…)があって好きなんですよね、鉛筆仕上げ。かすれ具合とかに味が出るというか。
アルバムタイトルの「百の花弁の薔薇」という意味合いをイメージしつつ描きました。
書き下ろし曲の「Centifolia」の歌詞がこう、英国の幻想詩人の詩をへたくそに和訳した(笑)みたいなイメージの詞なので、イラストもなんとなくそんな感じのラファエル前派的なモチーフに。

TEAMさんのサイトで試聴も本日から公開されてますので、あわせて聴いてやって下さいませ。

http://www.team-e.co.jp/products/kdsd-00515.html

◆みとせのりこアートワークスベスト「Centifolia」収録曲公開

みとせのりこアートワークスベスト「Centifolia」、収録曲が全て公開されました。
ラインナップはこんな濃ゆくて重くてくどくて(笑)個性的にも程がある感じの14曲です。

01.水唱~スイショウ~ (とらのあな「SUMMER MIX Vol.01」より)
  作編曲:土屋暁 作詞:みとせのりこ
02.桜散ル夜~ハナチルヤ~ (PSP「華ヤカ哉、我ガ一族」より)
  作編曲:弘田佳孝 作詞:みとせのりこ
03.白と黒の祭儀 (PCソフト「Omegaの視界」より)
  作編曲:Manack 作詞:みとせのりこ
04.Crimson Sign (ドラマCD/PCソフト「コープスパーティーBloodCovered」より)
  作編曲:onoken 作詞:三澤秋
05.櫻幻燈 (アルバム「地獄歌占」より)
  作編曲:三輪学 作詞:みとせのりこ
06.キネマモザイク~薔薇の筆跡~ (PSP「華ヤカ哉、我ガ一族 キネマモザイク」より)
  作編曲:吉野裕司 作詞:みとせのりこ
07.海つ波 (PS2「アオイシロ」より)
  作編曲:MANYO 作詞:麓川智之
08.STIGMATA (PS2「マナケミア~学園の錬金術士たち~」より)
  作編曲:阿知波大輔 作詞:青木香苗
09.片羽<カタハ>のコトリ (コラボレーションアルバム「Message」より)
  作編曲:弘田佳孝 作詞:みとせのりこ
10.Rains (ドラマCD「江ノ島ベイビィ」より)
  作編曲:細井聡司 作詞:みとせのりこ
11.manors e gena (アルバム「Lucce e Iombra」より)
  作編曲:Morrigan 作詞:nk 造語訳:Azrael=Robin
12.Lorelei (PS2「イリスのアトリエ グランファンタズム」より)
  作編曲:阿知波大輔 作詞:青木香苗
13.蝉時雨  (アルバム「ヨルオトヒョウホン」より)
  作曲:D! 編曲:大槻隆 作詞:みとせのりこ
14.Centifolia
  作編曲:鶴田萌子 作詞:みとせのりこ

14曲目の表題曲「Centifolia」はかきおろし曲になります。
ものすごくみっっっしりした選曲になってしまったこともあり、書き下ろし曲はあっさり目にいこうと考え、今までやりたいのにやる機会がなかった「生ピアノと唄のみ」の曲にしよう、ということで、作編曲はピアニストで作編曲家(オーケストラも書けて指揮棒も振れちゃう)鶴田萌子さん(音は「もえこ」さん、じゃなくて「もこ」さんです)にお願いしました。
わたしはこれまで常に曲が先で、曲に詞をシンクロさせる(譜割も内容も)やり方でやってきたんですが、鶴田さんに今回のイメージ詞をお渡ししたら、なんとその詞のまま曲を作って下さってものすごーーーーく吃驚しました!こんなに自由でいいんでしょうかわたくし…。

しかし「あっさり目」の予定だった書き下ろし曲も、「間奏は好き勝手して下さい」のみとせ定番のオーダーのせいと、曲に合わせずみとせ耽美変換機能全開で書いた形になってしまった歌詞のせいで、総じて見ると決して「薄味」とはいえない結果に…(間奏はピアノ4台分をお一人で弾かれたそうです)。鶴田さんがみとせの個性や音楽性を汲んでくれた…というより、鶴田さんも濃ゆい人なんですよね(笑)。何せわたしがいいと思った人なんだからまあそうなりますよね、ははははは。

そんなわけでどこまで行っても「しっぽまであんこ」なアルバムしか出せないみとせのアートワークスベスト、どうぞ楽しみに発売日を待ってやって下さい。

◆11/30みとせのりこアートワークスベスト「Centifolia」発売

ツイッターでは告知しましたが、ブログできちんとご報告するのを忘れておりました、すみません。
11月30日、みとせのりこがゲームやコンピアルバムなど様々なシーンに提供した曲の中からセレクトしたワークスベストアルバム「Centifolia」が発売になります。
centifolia_jk
書き下ろし曲1曲を含む全14曲収録。
アルトネリコの土屋さんとのコラボレーション曲、何パート録ったか数えるのも無理(笑)な多々々重録音(リズム以外全部声です…)「水唱~スイショウ~」や、これまでフルヴァージョン未発表だったホラーゲーム『コープスパーティー』の挿入歌でonokenさんのソリッドセンス炸裂の「Crimson Sign」を勿論フルヴァージョンで。そして先日ムービーが公開された『華ヤカ哉、我ガ一族FD』のテーマ曲、吉野裕司さん作の格調高いのに変態(!)な難曲「キネマモザイク」他、まだ公開されていない収録曲も全て作編曲の皆様とみとせのりこの濃ゆいところがぎゅぎゅっと凝縮されております。
何せ前回のワークスベストリリースから約5年。セレクトし放題なくらいの曲数がありましたので、その中からみとせのりこのアーティスト性により近いものを選んで詰め込みました。なのでただのワークスベストではなく、「アートワークスベスト」と銘打たせていただいております。

「Centifolia」はセンティフォリアもしくはケンティフォリアと読みます。意味は「百の花弁」、百枚の花弁を持つといわれるオールドローズ(原種薔薇)の品種名です。ルドゥテの細密画も有名ですが、マリー・アントワネットが愛した薔薇といわれていて、アントワネットが肖像画で手に持っている薔薇はこの薔薇のことが多い気が。…というとなんとなく想像できそうですよね。ピンクでまるっこくてふさふさしたアレです。(ちなみに花を解体して枚数数えるとほんとに100枚前後らしいです。)

既に書き下ろし曲の収録もジャケットの入稿も終えて、完成を待つばかり。

リリースはカタン、ヨルガでもお世話になっているティームエンタテインメントさんより(そして担当はおなじみA&Rの中村さん。カタン、ヨルガと続いていつも無理言ってお手数おかけしてます)。ティームさんのサイトで情報は既に公開されておりますし、アマゾンでも予約受付中です。

・みとせのりこアートワークスベスト「Centifolia」商品紹介ページ

冒頭に貼ったジャケットの写真は球体関節人形作家の「Dollhouse Noah」さんが撮って下さいました。さすが人形作家さん、写真撮るときもほんとに人形を撮るように撮られるので、途中から自分が静物になった感覚でした。撮影もチュールにレースに薔薇にアンティークにとみとせ好き系なもの満載の現場で、しかも女子ばっかりの撮影チームですごく楽しかったんですが、この話まで始めると長くなるのでまたあらためて(笑)。
まだ発表されていない収録曲や書き下ろしの表題曲についても、もう少しお待ち頂ければ幸いです。

そんなわけでみとせのりこアートワークスベスト「Centifolia」は11月30日発売です。
大人の事情で入れたかったのに入れられなかった曲もありますが(笑)、それを除いてもなお自信作がこんなにたくさんある。「お仕事」といいながらも、依頼を下さるクライアントの皆様がみとせのりこの音楽性を理解してみとせらしい曲を下さっている証拠だなあと思うと、また何倍も嬉しく感謝の気持ちが湧いてくるのです。

皆様是非聴いてやって下さい。

KNSのこと(7/27追記あり)

以前このブログに掲示したKNSの件、いろいろご心配のメールを戴いたのですが、
いつまで経っても皆様にご報告できる状態にならなかったので、長いこと
触れずにここまで来てしまいました。ご心配かけたままですみませんでした。
久しぶりのご報告だというのにいいお話ができなくて恐縮なのですが、
(そしておまけに端折ってもお話するととっても長いのです、ごめんなさい…)
KNSも、KNSの親会社であった㈱インターレックスも
残念ながら誠意ある対応をしてくださったとは言い難い状態です。
(※7/26Avexの方からご連絡をいただきました。お客様から窓口に寄せられた
  ご意見があったそうで、それを受けてインターレックスに働きかけて
  下さると言っていただきました。
  意見の電話など寄せてくださった方には心より感謝致します。
  心配してくださる方がいる、そのことは今のような状況では涙が出るほど
  嬉しいお話でした。本当に有難うございます。)


これまで自分以外のことについてもKNSにいろいろ働きかけてきたのですが、
その甲斐あってか、一部のアーティストさんには、何故かKNSの責任者とは
別名義で支払があったとのことです。
が、その他のわたしを含む一部のアーティストの中には、未だ支払を
受けていない人もいるようです。
何よりKNSと連絡を取ろうとしても、理由の説明なく「責任者は出せない」と言われ、
責任者が不在である以上、CDの権利関係、この先CDのリリースは続けられるのか、
それとも廃盤にするのか、そういった話し合いができない状態が続いています。
途中から代理人と称して話合いを担当していた方も、現在は全く連絡が
取れなくなり、その代理人を立て窓口となっていた㈱インターレックスも、
どんなに説明を求めても、何度電話をかけても、「担当者不在」の一点張りで、
折り返しの連絡さえ下さらなくなってしまいました。
責任者も不在、一部のアーティストにはCDの売上も支払わず、
また、工場から出荷したCDの製造費も支払われていないままで
KNSからAvexへの連絡が途絶えてしまったということなので、
当然ながらその状態でCDの追加生産をできるわけもなく、
市場在庫がなくなった今となっては、おそらくKNSからリリースされて
いたCDは全て事実上の廃盤ということになったのだと思います。

廃盤は廃盤で残念ではあるものの、起こり得ないことではないので仕方ないと
言えますが、今回の場合は大きな問題があります。
廃盤の意思をKNSが示したならば、責任者と話し合いをして権利を譲ってもらう
こともでき、そうすれば同じ作品を別のレーベルからリリースすることも
できるのですが、先にあげたようにKNSの代表と話し合いが出来ないので、
作品の権利を整理することが出来ず、このままではKNSから出ていたCDは
もう誰も触れることの出来ないブラックボックスに入ってしまう可能性が高いのです。
わたしのCDはあちこちで唄わせていただいていた曲をセレクトしたものでしたが、
中にはオリジナルの作品を預けていたアーティストさんもいらして、
そういう方は自分の大事な作品がそんな状態で、お金だけ払ってもらったとしても、
この先のことを思うとさぞ心痛のことと思います。

アーティストにとっては売上より何より、自分の作品がちゃんと生きていくこと、
皆さんが愛してくれた作品を、欲しいと思ってくださった方がいつでも
購入することができる状態にしておけることの方が何千倍も大事です。
また、何か事情があって止むを得ない形になったとしても、筋の通った説明が
あれば納得できるというものです。
そのどちらもない状態で、このまま有耶無耶にしてしまおうという空気の見える
現状の企業さんたちの対応。音楽や音楽人たちを軽んじる企業に対して、
不信感を抱くなという方が無理というものでしょう。
わたしは金銭よりも、ただ筋の通った経緯の説明と謝罪を求めていただけなの
ですが、現在に至っても何ひとつ透明になったものはなく、非常に遺憾です。
非常に遺憾ではありますが、最近の対応を見て、音楽を大切に思っていない人たちと
話していてもこれ以上は時間の無駄なのだなと感じてきました。
そんなことに時間を割くより、自分の音楽を少しでも多くやった方が、
自分にとっても聴いてくださる皆さまにもプラスに違いない、と。

正確な回答をもらったわけではありませんが、現状から見るとこの先もおそらく
責任者は現れず、正確な回答をもらえることはないのではないかと思います。
それに、例え今から回答をもらえたとしても、これだけの不誠実を見せられた
後では、わたし自身がKNSに預けていた作品のリリースを、再度許可する気持ちに
なれるとは思えません。
非常に残念ですが、責任者が話し合いに応じてくださらない以上、残された
唯一の著作の保護方法、著作人格者として、少なくとも明確に
今後のリリースと販売の停止を要求・宣言するべきと考えています。
それがここに至っての、わたしのKNS問題に対する解答です。
皆さまがどこか少しでも気に入って愛してくださったところのある作品が
こんなことに巻き込まれ、心から皆さまに申し訳なく思います。
また、「savon」を買おうと思っていたのに買えなかったという皆さまにも
心から申し訳なく思います。
「savon」という作品、いつものみとせとはちょっと趣向を変えた、爽やかで
明るい雰囲気中心の異色作で、でもそんなみとせを気に入ってくださる方も
おいでになることがわかって、わたしとしても、明るくて可愛い唄に少しだけ
自信が持てたきっかけとして、大事に思っていた作品なのですが…。

自分の音楽が大事であればあるほど、自分で大切にリリースする道を選ぶ、
そういったアーティストがわたしの周囲にも増えてきています。
現在みとせやキルシェ、ORITAが自分たちで運営している「桜詩舎」もまた
そういった気持ちに基づいて活動しています。
自分たちのリリースする作品は、たとえたった一人であろうとも、その作品を
欲しいと思って下さる方がいるなら、何箱の在庫を抱えようともリリースを
続けていこうと思っています。

この先KNSの件について何か大きな変化や進展があればまたご報告させて
いただきますが、おそらくないのではないかと感じています。
時間がかかったにも関わらず、よいご報告が出来なくて本当にすみません。
最後に、KNSに預けられていた多くのアーティストの皆さんの大事な作品が、
何らかの形でサルベージされ、またよい形で世に出ることがあるように
心からお祈りしています。