39.「冬の海に」

WW 99冬 しろつめくさと勿忘草コサージュ

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夏になるというのに季節無視したタイトルつけてすみません;;
前に紹介したWWのしろつめのときに「過渡期のものなのかも」って書きましたが、進化形がこの型のしろつめ。これも西洋しろつめなんですけど、前のよりさらにかちっとこてがあててあって、硬いのですがその分立体的な感じです。前のPHのが水彩だとしたら、こっちはエッチングみたいな印象。写真ではそこまで見えないですが、花の中央に緑~ベージュのぼかしが入れてあったり、縁が濃い目になっていたりして、何気に染にも手間かかってます。

しろつめに勿忘草とみとせの好きな花がタッグ組んで合わせ技で(笑)やってきているこのコサージュ、しろつめと勿忘草は93年くらいにPHから出ましたが、あれより全然かっちりした出来です。勿忘草の青みにあわせてか、しろつめのベージュもわたしの好きなさめた感じのベージュ。
輪郭がかっちりしていることと、花が多くて割と重いので、綿ローンには全く向かなくて、どちらかというとブロードや厚地向きです。しかし寒い色遣いなので春と秋にはまず出番がなくて、夏か冬のコサなんですが、前述の「ローンに向かない」という理由で夏場はあまり使えない(苦笑)。さらに言うならこの紺、デニムにつけると素材感のせいかほぼ服と一体化してしまって、あんまり映えないんですよ…なので、質感の違うウールのフラノのピーコートや、色目の違う白ブロードのセーラー襟に合わせることが多いです。セーラー(海兵)ものと相性がいいってことは、やっぱりどこかしらがシャープなコサージュってことなんですね。

硬めのしろつめに本物っぽい勿忘草。紺のオーガンジーリボンのや葉の色目が、青でも春~初夏向きの色じゃない寒い色。冬企画のものはやはり冬の色をしている。

39clover_99ww_02一応アップなぞ。前に紹介したPHのしろつめとも、WWのしろつめとも微妙に違うのって…わ、わ、わかんないですよね…;; 花のふちにちゃんとこてがあたってて、一弁ずつがカーブしているのが見えますでしょうか? 花の奥もちゃんと淡いグリーンに染められているのがわずかにのぞいてます。