年の瀬というのに

バリバリと仕事メールを書いたり送ったり電話したりしているみとせです。
何故だ。
まあ、12月まったりしていたツケかもしれませんが(笑)。

この12月はこれまでの人生で一番無為にまったりと過ごしていたかもしれません。
学生の頃もこんな感じだった気はするけど、学生の頃はそれでも学校という縛りがあって、定まった時間に決められた場所へ通い、最低でも6時間程度は学校という枠に固定されていた。それ以外の時間はモラトリアムで自由でしたが(笑)、1ヶ月と少し休んでみて、学生の頃に愛していた自分のココロ、そういうものを少しだけ思い出した気がします。
そのココロは、それがあるといっぱしのオトナの社会人としては(こんなフリーな仕事をしていてすらも)生きて行き難かったので、とりあえずその場限りとうまくそのココロに蓋をして、痛くない痛くないと言い聞かせ誤魔化し誤魔化しやっていたのですが、それが長い時間のうちに、気づくと逆にその蓋が外れ難くなってしまっていた、そんなものです。
蓋が外れ難くなったのは、中にあるものがとても大切だったから。
でも大事なものが護れるのはいいけど、蓋が開かなくなったんじゃ本末転倒です(笑)。
今年は唱歌のアルバムも出したし、WEBラジオや声優、スタイリスト(茶太りんのシングルのジャケット写真のスタイリストとコーディネイトは実はわたしです)などなど、といろんな仕事もさせていただいて、とても充実したよい一年だったと思います。
やった仕事は全て全力投球で振り切って、後悔はありません。
そしてそれらの仕事と同じだけ、疲れきって心も体も動かなくなって取ったこの休みで得たものは大事だと思っています。
最も簡単なところだと、「人って休まないでいると壊れちゃうんだ、休まないとダメな生物なんだ」ということが判った(今さら)だけでも、人生の大きな収穫でした(笑)。
そんなわけでコミケにも行かず、この12月は自分に「休むのは罪じゃないんだ」と言い聞かせなくても休めるように、なるべく引きこもっていました(笑)。11月にお部屋の模様替えもしたので、ちょうどいいシェルターになりました。
来年にはまた心に栄養や潤いを取り戻して、また自分の描きたいものを描きたいようにつくっていく、そんな「みとせ」で頑張りたい所存です。
わたしは世界を描くことと、作詞と、唄うことしかできません。
作曲家の方々、アレンジャーの方々、奏者の方々、エンジニアさん、デザイナーさん、ディストリビューター様やメーカーの皆様…と、たくさんの方のお力添えがなければ何一つ世に送り出せない。
そしてそれらわたしの送り出したものを受け入れて愛してくれる人がいなければ、
わたしはこの活動を自由に続けていくこともできない。
聴いてくださるみなさま、愛してくださる皆様に無限の感謝を込めつつ、これが今年最後の日記です。
どうぞみなさまよいお年を。
新年のご多幸をお祈りしつつ。

※画像はボロボロだったいただきもののブライスをリペア&カスタムしたもの。
ナイフの削り跡や髪の熱負け、アイギミックの破損など、あちこち傷だらけで
可哀相な子でしたが、ブライスさんを懸命に治療(笑)していたら、自分の心も
不思議に癒えました。ブライスセラピー、新しい(笑)。