熱帯植物園の夜

熱帯植物園の夜

#06の作品とは逆で、自分ではそんなに気に入っているほどでもなかったのに友人連にものすごく評価の高かったペーパー扉。これ以上小さくすると目の印象がまったく別物になってしまったので、少し大きめサイズで。鬱蒼として向こう側の見透かせない閉塞感と呼吸を詰めるほどの緑の息吹。解放空間なのに閉ざされている独特の恐怖と、温室という季節を無視した気狂い桃源郷なイメェジは、爛惰で倦怠で退廃的な感じがする。


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