2004年に開催されたアンドロイドをテーマとした連動企画の中の人形展「擬似少女楽園廃墟」。このアルバム「vierge automatique」は、前述の展示で行われたライヴ企画の一環として300枚限定で発売されたシングルがベースになっている。
本作にはそのシングル「擬似少女楽園廃墟」より、ヴォーカル曲である2曲、「Mindsphere」と「セルクール・ブラン~白の柩」をリメイクして再録する他、会場内のライヴのみで公開された「百花庭園の幻影」をリアレンジの上新録。その他にもみとせのりこが以前作詞家として歌詞を提供し、一部ファンに根強い支持を受けた「薄氷」、キルシェの音源未収録曲「カナリヤ機械」を共にリアレンジして収録。みとせのりこの活動初期からの軌跡より、幻と言われた名曲を新たなヴォーカルテイクで甦らせた作品集になる。
さらに今回のための書き下ろし曲を含め、「癒えない少女性」「実存と魂の乖離」をテーマに綴ったフルアルバム。